良質な動物性たんぱく質が豊富に含まれていること


すべての猫と仔猫は肉食です。猫はもともと完全に肉食で、草食動物に比べて腸が短く動物性たんぱく質と脂肪を効率よく代謝する体のしくみになっています。猫には人の5~6倍、犬の1.5~2倍のたんぱく質が必要です。

たんぱく質(アミノ酸)

たんぱく質は、細胞や筋肉・ホルモン・酵素などの体内組織を作る元になる重要な栄養素です。たんぱく質は、アミノ酸が結合したものです。肉や魚などのたんぱく源は、消化によって22種類のアミノ酸に分解され、細胞や筋肉・ホルモン・酵素に組み替えられます。

細胞や筋肉・ホルモン・酵素を形成するたんぱく質に再合成されるアミノ酸や、細胞や血液中などに蓄えられるアミノ酸もあり、残りはエネルギーとして利用されます。肉食動物である猫にとっては、たんぱく質が非常に重要なエネルギー源です。

アミノ酸は、「必須アミノ酸」と「非必須アミノ酸」に分類されます。猫の体内で作ることができないアミノ酸を必須アミノ酸と言います。必須アミノ酸は、食事から取る必要があり、不足すると欠乏症になる恐れがあります。猫に必要な必須アミノ酸は11種(アルギニン、メチオニン、ヒスチジン、フェニルアラニン、イソロイシン、トレオニン、ロイシン、トリプトファン、リジン、バリン、およびタウリ)です。

特にアルギニンとタウリンは重要です。

猫にアルギニンが不足すると、アンモニア中毒になる恐れがあります。体内の老廃物を排泄する仕組みである尿素サイクルが動かなくなり、窒素化合物を代謝できなくなるためです。アンモニアが血液中に増えていき、高アンモニア血症という状態になり、重症の例では数時間以内に痙攣が始まって死亡することもあります。

猫にタウリンが不足するとタウリン欠乏症になります。網膜が冒されて中心性網膜変性となり、失明する可能性があります。猫は、犬と違ってタウリンを合成することができませんから、必ず食事から取る必要があります。タウリンは動物性たんぱく質に多く含まれています。

猫は肝臓の酵素がたんぱく質を分解する速度を調節することができないため、食物に含まれるたんぱく質が少量であるか利用できない場合、猫の体はすぐに自身の筋肉内でたんぱく質を分解し始めます。これを避けるために、猫は一貫して高レベルのたんぱく質を消費しなければなりません。

1日に必要なたんぱく質の量

猫は1日の食事量の約26%~34%を、体が必要とするアミノ酸をバランスよく含んだ良質なたんぱく質で摂取する必要があります。

AAFCOおよびNRC(米国立研究評議会)では、成猫の1日に必要なたんぱく質の量は、理想体重1kgにつき5.2g(1日の摂取カロリーのうち34%)とされていますが、アメリカの獣医師の中には「AAFCO基準は必要最低限の量であり、理想体重1kgにつき7.8g(1日の摂取カロリーのうち50%)が必要」という意見もあります。

キャットフードのラベルには、 そのキャットフードの粗たんぱく質の最小パーセンテージが保証成分として表示されていますが、その全てを猫が消化吸収できるわけではありません。表示されているたんぱく質の70~80%のみが消化可能であることに注意が必要です。袋や缶に表示されているたんぱく質レベルは消化可能なたんぱく質の割合を示すものではなく、たんぱく質全体の含有量を示すだけであることに注意してください。

また、キャットフードのたんぱく質の割合が高いということが、たんぱく質の割合が低いキャットフードより自動的に優れているわけではありません。パッケージの保証分析に示されている粗たんぱく質のパーセンテージにのみ依存するのではなく、キャットフードに含まれるたんぱく質が鶏肉やラム肉などの、出所がはっきりした良好な原材料から得られることが大切です。鶏肉・牛肉・魚・ラム肉は非常に消化しやすく、ラベルの最初の成分として表示されていれば、そのキャットフードが良質のたんぱく質源であると推測できます。

たんぱく質の過剰摂取

体内で消化されずにあまったアミノ酸は、いくつかは尿中に排泄され、残りはカロリーとして使用されるか、脂肪に変換されます。

2008年にアメリカ飼料検査協会(AAFCO)は「犬と猫が必要とする炭水化物の最低量はゼロである一方、たんぱく質は過剰供給になることはない」と発表しました。

しかしながら獣医師の中には、たんぱく質の過剰摂取は余分な窒素物(壊れたアミノ酸から出るゴミなど)を濾過して排泄しなければならないので、腎臓や肝臓に負担がかかるため、過剰なたんぱく質を含む食事は腎臓を損傷させる可能性があるという意見があります。

AAFCOの発表にあるように、健康な猫がたんぱく質の取り過ぎで腎臓の病気になるとは考えにくいですが、もしあなたの愛猫が腎臓の問題を抱えているのなら、高たんぱく質なキャットフードは勧められません。

Cattery夢猫庵がお勧めするキャットフードは、あなたの愛猫が現在健康で理想体重に合わせた給餌量を守っていれば、たんぱく質の過剰摂取になる心配はありません。

参考:AAFCO

http://talkspetfood.aafco.org/

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自己紹介

ベンガル猫専門ブリーダー【Cattery夢猫庵】

ベンガル専門ブリーダー
Cattery夢猫庵

高倉 千草

愛猫にとって本当に安全でおすすめできるキャットフードを生物学的に徹底分析しました。ブリーダーとして勉強してきた中で学んだ安全なキャットフードをご紹介しています。皆様の愛猫のキャットフード選びの参考になれば幸いです。

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